仏検準2級 1次試験[4]詳細分析

1次試験 [4] 試験内容

空所補充の問題が5問。

しかも7語の選択肢から選びマークするだけの問題です。

配点は各2点で、合計10点になります。

この後の長文読解問題や書き取り問題(12点)、聞き取り問題(18点)など、手強い問題に比べ、比較的点数を稼ぐのに効率が良い問題です。

つまり、ここは10点満点を狙うべきところです!

1次試験 [4] の試験形式は、この準2級までで、2級や準1級、1級では出題されません。

そのためか、出題内容も3級までとは違って難しくなっています。

1次試験 [4] の特徴

1次試験 [4] の試験は対話型の2つの文章からなる空所補充問題です。

対象となる語は単純な不定代名詞などにとどまらず、あまり見慣れない不定形容詞や疑問形容詞などが含まれています。

仏検公式サイトの「学習のツボ」には、1次試験 [4] の試験について触れられている回はありません。

公式ガイドブックには、以下のような分析(情報提供)がされています。

空欄はたいてい、対話の2つ目の文中にあります

ということで、攻略には以下の2つがカギとなっています。

  • 最初の文の文意をしっかりと理解する
  • 空欄の文の性と数をおさえる

仏検準2級1次試験[4]対策

1次試験 [4] の試験には、これまでの3級レベルにはあまり馴染みのない関係代名詞や不定疑問詞が出題れてます。

だからこそ、対策しやすいとも言えます。

つまり出題範囲がみえてしまっている問題なのです。

公式ガイドブックでも明確に記載されています。

この問題では、ある程度の間隔をおいて、ほぼ同様の問題が繰り返し出題されるということです。

では、具体的にどういう語が出題されるのかは、公式ガイドブックに詳しく解説されていますので、是非参照してください。

ここまで親切に説明されているので、その親切に甘えない手はありませんね。

仏検準2級1次試験[4]対策 ~ここだけの話

仏検準2級1次試験[4]は難しいけど、出題範囲がわかっているので、対策は立てやすいというのが結論でした。

では具体的にどうするかというと、当然ながら過去問を徹底的にマークするということです。

そうすることで出題される語の範囲がわかってくることと、気を付けるべき性と数の目の付け所が見えてくる、という効果があります。

仏検では過去問は「公式ガイドブック」にしかないので、できれば最新年度と、数年前の中古本の2冊欲しいところです。

学生さんで学校に蔵書があれば言うことありません。

さて、ここだけの話ですが、仏検準2級公式ガイドブックの1次試験[4]の説明に以前記載されていたのに、最近は削除されているくだりがあります。

それは

過去問をしっかり勉強しておけば、確実に得点できます。こうした受験対策は邪道だと考える必要はありません。

という、まぎれもない事実です。

正しいのにもかかわらず、なぜ消されてしまったのか?

ひとつには、

仏検は、フランス語を学習・習得するためのものであって、試験に合格すれば良いというものではない。

という教育者にありがちな上から目線や苦労をさせたがる指摘をされたのかもしれません。

でも、逆に試験勉強として集中した方が漫然と学習するより効果や進度があるものです。(仏検受験生をみていると肌で感じることができます)

それと、もう一つには、

仏検で「過去問」といえば書籍で購入することになります。つまりハッキリ言えば「公式ガイドブック」を買うことになります。

しかし!数は英検と比較するべくもありませんが、仏検の「準2級」にむけての参考書や問題集は何冊か出版されています。

「過去問だけでよい」⇒「公式ガイドブック」だけでよい

と言ってしまうことは大人の事情として許されなかったのかもしれませんね。


ちなみにこのサイトでは仏検準2級の合格には「公式ガイドブック」だけで十分だと言ってしまいます。

できれば最新年度と中古本で2冊か3冊欲しいです。

但し、2012年度版ではない方が良いです。

仏検公式サイト(APEF)では2011年度秋季試験が「過去問サンプル」として掲載されているからです。

http://apefdapf.org/dapf/presentation/exemples

ただし、公式ガイドブックだけで良いと言えるのは仏検2級までだとも言えます。

仏検準1級や1級には別な受験対策が必要ですから。